日本株、売らぬシニア・買う若者 個人が支える23年相場
井口耕佑
(更新) [有料会員限定]
下落で始まった2023年の日本株市場。欧米の利上げや日銀の緩和修正、景気減速と懸念材料の多い相場を下支えしそうなのが国内の個人投資家だ。バブル崩壊などで含み損となった塩漬け株が解消に向かい、シニア投資家は戻り売りを縮小し、買いに転じる。若年層も長期目線の買いを増やしている。逆張り投資を好む個人の「下落時の押し目買い」が下げ相場に対抗する。
大発会となった4日の日経平均株価は前営業日比377円安と...

株式市場の日々の動きと要因、見通しなどを緻密な取材を元にわかりやすく分析、解説します。
関連企業・業界