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メタウォーター 業績上振れ好感 不透明感薄く安心感も

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28日の東京株式市場で水処理施設などを手掛けるメタウォーター株が一時190円(9.5%)高の2182円まで上昇し、年初来高値を更新した。27日の取引終了後に発表した2022年3月期の決算は、連結純利益が会社予想を上回った。23年3月期も増益予想を出しており、安心感から買いが集まった。

終値は165円(8.3%)高の2157円だった。22年3月期の連結純利益は21年3月期比で5%減の62億円と会社予想を8億円上回った。21年3月期に計上した株式売却益などがなく、大幅減益を見込んでいたが、コスト削減や円安の影響で上振れて着地した。海外子会社が好調で受注残高は過去最高だった。

「プラント関連銘柄は基本的に会社予想からずれることが少なく、この上振れはサプライズ」とSMBC日興證券の谷中聡氏。今期は純利益はほぼ横ばいだが、営業利益は前期比14%増を見込む。顧客の多くが自治体で景気に業績が左右されにくく、資源高の影響が比較的小さいとみられることも好感されている。

予想PER(株価収益率)は約15倍とコロナ前より割安な水準だ。大和証券の西川周作氏は「割安なPERと安定成長が魅力。将来的にはESG(環境・社会・企業統治)銘柄と評価されることも期待している」と話す。

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