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円、一時125円台に下落 1日で3円以上円安進む

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28日の外国為替市場で対ドルの円相場は一時、1ドル=125円台と2015年8月以来の円安水準に下落した。日銀が28日、強力な金利抑制策を初めて発動すると発表したことで日米の金利差が一段と開くとの見方から円安が加速した。資源高に伴うインフレで世界の中央銀行が利上げに動く中での金利抑制策は、経常赤字と円売りが連鎖する「円安スパイラル」につながる懸念をはらむ。

28日の国内債券市場で10年物国債利回りが日銀が上限とする0.25%に上昇(債券価格は下落)したため、日銀は複数日にまたがって国債を決まった利回りで無制限に買い入れる連続指し値オペ(公開市場操作)を初めて実施すると発表。長期金利を抑え込む姿勢を鮮明にしたため、利上げを進める米連邦準備理事会(FRB)との方向性の違いが意識された。

新型コロナウイルス対応で世界の中銀が金融緩和に動いた20年を除き、1日に3円以上、円安に振れたのは日銀が追加緩和を決めた14年10月まで遡る。今回はむしろ政策変更がないとみた投機筋の円売り・ドル買いで円安に拍車がかかった。

日銀の黒田東彦総裁は15年に1ドル=125円程度まで下落した際に国会で「これ以上の円安はありそうにない」と発言し、同水準が「黒田ライン」として意識されてきた。円安は資源高と重なると輸入物価を押し上げ、国富の流出を意味する経常赤字につながりやすくなる。政府・日銀が円安にどのような姿勢で臨むかが焦点となる。

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