「配当は死守」銘柄に買い 荒れ相場の駆け込み寺に
小池颯
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今期業績が不調でも減配リスクが小さい銘柄に物色の矛先が向かっている。米国の金融引き締めを巡って相場が乱高下するなか、代表的な高配当利回りの銘柄に買いが集中したことで割高感が強まり、次善の投資先として注目を集めているからだ。ただ、目先の配当頼みの株高には危うさもある。
「年金頼みのシニア層には株価と配当が安定した銘柄は心の支えになる」。60代個人投資家のごった煮さんは強調する。お気に入りの保有株の...

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