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ニコン、4日続伸 赤字縮小、今期黒字化に期待も

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27日の東京株式市場でニコン株が4日続伸し、一時前日比24円(2%)高の1047円をつけた。前日引け後に、2021年3月期の連結最終損益が350億円の赤字と、従来予想の420億円の赤字から赤字幅が縮小したと発表した。26日発表のキヤノンの決算でもカメラ事業や半導体露光装置事業が好調だったため、市場環境が改善するとの見方からニコンにも決算発表前の買いが入った。

終値は同12円高の1035円とやや上げ幅を縮めた。「赤字縮小はいいことだが、構造改革中のため投資家の目線は既に今期の業績に移っている」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の小宮知希氏)。ニコンは3月末での国内2工場での交換レンズ生産終了を明らかにするなど、今期の全事業黒字化に向けた取り組みを続けている。

赤字幅の縮小に加えて、キヤノンの決算内容が株価上昇につながった。カメラ市況が改善し販促費などが抑制できそうなことなどから「ニコンの映像事業の黒字化も可能なのではという期待が出てきた」と小宮氏はみる。

主要半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が高値圏で推移していることも買い要因となった。これらの好材料が重なり、ニコン株の27日の売買代金は約34億円と前日比87%増えた。

黒字化後の成長戦略がまだ見えにくいため、PBR(株価純資産倍率)は0.69倍と低い。「投資家も見直すきっかけのニュースを探しており、成長の姿さえ見えれば上昇する余地は大きい」とauカブコム証券の山田勉氏はみていた。

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