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トルコ通貨に先安観、市場に利下げ観測 大統領が圧力

トルコの通貨リラに先安観が出ている。エルドアン大統領が景気浮揚のためトルコ中央銀行に金融緩和を求めており、市場で年内の利下げ観測が浮上しているためだ。足元でインフレが急加速するなど本来は利上げを迫られる局面だが、政治リスクからリラ安が進みやすくなっている。

27日の東京外国為替市場でリラ相場は1ドル=8.3リラ台後半を中心に推移した。6月には一時8.7リラ台後半まで下落し、過去最安値を更新していた。足元で下落基調は一服しつつあるものの、円に対しても1リラ=13円近辺と同様に安値圏での推移が続いている。

市場では、トルコ中銀が年内にも利下げに動くとの見方が出ている。7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で19%上昇し、インフレが加速した。ただ、今秋以降は価格上昇の一巡で物価全体の伸びが鈍化する可能性がある。エルドアン政権の利下げ圧力を背景に「小幅な利下げを実施する公算が大きい」(SMBC日興証券の秋本翔太新興国担当エコノミスト)との声は多い。

トルコ中銀の独立性を巡る懸念もリラ安要因だ。トルコではエルドアン大統領の利下げ要求に従わなかったとして、中銀総裁が相次ぎ更迭されてきた経緯がある。3月に就任したばかりのカブジュオール総裁についても更迭の懸念が出ており、リラ相場の上値を重くしている。

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