11月の生乳生産量2.8%減 余剰対策で生産抑制進む - 日本経済新聞
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11月の生乳生産量2.8%減 余剰対策で生産抑制進む

農林水産省がまとめた牛乳乳製品統計によると、11月の生乳生産量は前年同月比2.8%少ない59万6912トンだった。4カ月連続で前年を下回った。「年末年始に向けて生乳の余剰感が強まっている。酪農家は飼育する乳牛を減らして生産を抑制している」(牛乳乳製品課)

年末年始は学校給食がなくなり、小売店も休みになるなど生乳の消費が落ち込む。2020年以降の新型コロナウイルス禍で生乳の需要が減り、乳業会社は余った生乳をバターや脱脂粉乳といった保存がきく乳製品に加工してきた。乳製品への加工は限界に近く、生乳余剰の緩和が例年以上に課題となっていた。

バターの在庫量は前年同月比12.2%減り、脱脂粉乳の在庫量も5%減った。バターは経済再開による外食需要の回復で消費が進んだ面もある。

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