金融緩和修正も続かぬ円高 金利・需給差の岩盤揺るがず
編集委員 小栗太
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日銀による大規模金融緩和の修正にもかかわらず、円高・ドル安の勢いが続かない。背景にあるのは、今年春以降の急激な円安・ドル高を先導した金利差と需給差の2つの円売り要因が何ら変わっていない現状だ。日銀の緩和修正は市場に大きな「サプライズ」を与えたが、円買いを拒む2つの岩盤は少しも揺らいでいない。
日銀は20日の金融政策決定会合で、長期金利の許容変動幅をプラスマイナス0.25%程度から0.5%程度に広...
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