オリックス、管理職の年収最大10%上げ
【イブニングスクープ】
(更新) [有料会員限定]
オリックスは2023年度、グループ社員の年収を最大10.4%引き上げる。事業領域の拡大に伴い業務負担が増えている管理職が主な対象となり、給与水準を引き上げることで優秀な人材確保を狙う。足元の物価高を受け、新卒を含めた全社員には一時金として一律15万円を支給する。
一時金支給を含めた年収の引き上げはオリックス本体のほか、不動産や自動車リースなどの子会社を含めた計13社に所属する社員約8300人が対...
賃上げは賃金水準を一律に引き上げるベースアップと、勤続年数が上がるごとに増える定期昇給からなる。2014年春季労使交渉(春闘)から政府が産業界に対し賃上げを求める「官製春闘」が始まった。産業界では正社員間でも賃金要求に差をつける「脱一律」の動きが広がる。年功序列モデルが崩れ、生産性向上のために成果や役割に応じて賃金に差をつける流れが強まり、一律での賃上げ要求の意義は薄れている。
関連企業・業界
企業: