ロシア侵攻、肉類や砂糖価格にも影響 食料高まとめ読み
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が、我々の食生活にも影響を及ぼし始めました。パンやパスタなど小麦製品の値上げはその一例で、今後は肉類や砂糖の価格にも波及しそうです。ロシアの侵攻が影響する世界の食料問題に関する記事をまとめました。

トウモロコシは輸出大国のウクライナからの供給難などで価格が急騰しています。用途は食用から燃料まで幅広く、経済への影響が懸念されています。特に飼料の価格高騰は肉類の価格に転嫁される可能性があります。

小麦はロシアとウクライナが世界の小麦輸出の多くを占めています。供給懸念から価格が上昇し、既にパンやパスタなどの価格に転嫁され始めました。供給状態が改善する気配はなく、小麦製品のさらなる値上げも迫っています。

砂糖の価格も上昇しています。食用ではなく、自動車の燃料として需要が増えているためです。ロシア侵攻による原油高でガソリン価格が高騰する中、代替品として注目が集まっています。

国際機関が算出している世界の食料価格指数は3月まで過去最高を更新しています。いわば「食料危機」が起きている状況であり、新興国の政情不安に発展する恐れがあります。

ロシアがウクライナに侵攻しました。NATO加盟をめざすウクライナに対し、ロシアはかねて軍事圧力を強めていました。米欧や日本は相次いでロシアへの制裁に動いています。最新ニュースと解説をまとめました。
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