相場鈍感株、下げ局面で輝く 円高・米株安を警戒
松本裕子
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株式相場全体と値動きが連動せず、下げ局面に強い「相場鈍感株」に資金が向かっている。日銀の緩和縮小を受け、円安で企業業績が改善するという2022年に日本株を支えた前提が崩れ始めているためだ。日銀が今後一段の緩和修正をするとの観測があり、円高への懸念が強まる。支えを失った日本株は米株安につられて下落するリスクをはらみ、投資家は守勢を強めている。
「相場全体の下げに強い銘柄の保有を増やしている」。ある...

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