企業向けサービス価格、19カ月連続上昇 9月2.1%
日銀が26日発表した9月の企業向けサービス価格指数(2015年平均=100)は107.3と前年同月比2.1%上昇した。上昇率は6月(2.1%)以来の高水準で、19カ月連続でプラスだった。上昇が目立ったのは宿泊サービスで、感染症対策と経済活動の両立が進み、観光需要が底堅かった。
広告や情報通信なども押し上げ要因になった。広告は昨年の東京五輪の反動に伴う押し下げの影響がなくなった。インターネット広告への出稿需要が引き続き強かった。情報通信は人手不足を背景に人件費がゆるやかに上がっており、サービス価格に転嫁する傾向が続く。

調査対象となる146品目のうち価格が前年同月比で上昇したのは99品目、下落したのは17品目だった。
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