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リターンが魅力の米中小型株 運用上手な投信ランキング

投信ランキング(北米株中小型投信)

今回は米中小型株に投資する投資信託のシャープレシオ・ランキングを紹介する。シャープレシオは運用成績の指標の一つ。このシャープレシオの数値が大きいほど、効率よく収益を得ていること、つまり運用がうまい投信であることを示している。

中小型株投資には幾つかの魅力がある。まず「小型株効果」。これは、中小型株は大型株よりもリターンが相対的に高くなりやすい傾向があるという経験則だ。理論的には説明できないが、再現性の高い投資戦略の一つとされる。

図は2004年初を基準に、米国の大型株と中小型株の代表的なインデックスの推移を比較したものだ。期間中、ほぼ一貫して中小型株の方が成績良好で、リーマン・ショックやコロナショックからの回復局面でも、大型株を上回る上昇を示していることが確認できる。

中小型株には、お宝株が多いというメリットもあろう。アナリストのカバーしていない銘柄が相応にあり、市場参加者が気づいていない高成長が期待できる銘柄が生まれている割合が高い。

もちろん、期待外れの銘柄も多い。アナリストも見ていない米中小型株の中から魅力的な銘柄を探すため、投信が持つ「運用をプロに託す」機能を活用することは有力な選択肢と言えよう。

米運用会社が銘柄を選定

表は3年間の運用実績がある純資産総額50億円以上の米中小型株投信のシャープレシオ・ランキングだ。

1位は大和アセットマネジメントの「ダイワ/ジャナス米国中型グロース株ファンド(為替ヘッジなし)」。米国のジャナス・ヘンダーソン・インベスターが実質的な運用を行う。高い投下資本利益率を有し、持続可能な成長が期待できる米中型株に投資する。

具体的には①経営陣が将来性のある事業戦略を持ち、イノベーションを重視している②高い競争力がある③株主構成のバランスが取れている――という3点に着目して銘柄を選んでいるという。3月末時点で、証券仲介業・投資顧問サービスを提供する米LPLフィナンシャルなどを組み入れる。

2位は明治安田アセットマネジメントの「明治安田米国中小型成長株式ファンド」。高い利益成長が期待される中小型成長株に投資する投信。実質的な運用は米アライアンス・バーンスタインが行う。

銘柄選択では、①金利上昇による悪影響を抑制でき、市場平均をアウトパフォームできる②供給網の混乱が収まり、労働力不足が緩和された時に強い成長が期待できる――という2つの視点を重視する。3月末時点で、プール用品の卸売会社である米プール、バイオ医薬品企業の米レプリミューングループなどに投資している。

投資信託を選ぶ時のポイントには騰落率や資金の流出入額など、様々な視点がある。この連載では、投信のプロが旬のジャンルをピックアップして最適な項目でランキング化。上位に入る注目の投信を解説する。

(格付投資情報センター 田中翔平)

[日経マネー2022年7月号の記事を再構成]

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