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アルミ国際価格、最高値更新 2008年以来13年半ぶり

ロシア、世界生産の5%

アルミニウムの国際価格が約13年半ぶりに過去最高値を更新した。指標のロンドン金属取引所(LME)のアルミ3カ月先物は日本時間24日時点で一時1トン3388㌦まで上昇。2008年7月に付けたこれまでの高値の3380.15㌦を上回った。天然ガスなどエネルギー価格の高騰を背景に欧州などの製錬所が減産。ウクライナ情勢の緊迫化も加わり供給懸念に拍車がかかっている。

世界のアルミの年間生産のうち、ロシアは5%程度を占め、欧州や米国などにも多く輸出している。ウクライナ情勢の緊迫化で欧米が制裁強化に踏み切れば、影響が避けられなくなる恐れがある。18年にトランプ前米大統領がロシアのアルミ大手ルサール社に経済制裁を加えた後にもアルミ価格は一時急騰した。

天然ガスなどのエネルギー価格が高騰していることもアルミの供給不安につながっている。アルミの製造には大量の電力を必要とし、非鉄金属の中で最も電力コスト負担が重いためだ。欧州の非鉄金属業界団体のユーロメタルによると、電力高でアルミニウムと亜鉛の製錬所の半数以上が、生産能力を落とすか一時的に閉鎖しているという。

アルミは飲料缶から自動車まで身近な様々な製品に使われており、高騰の持続は川下の幅広い産業に影響しかねない。(コモディティーエディター 浜美佐)

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