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音声で学ぶインフレ 日本でも22年から値上げ本格化?

REINAの「マネーのとびら」第18回 インフレの背景

ポッドキャスト「マネーのとびら」、今回は米国出身タレントのREINAさんと「世界に広がるインフレの背景」を学びます。皆さんは秋以降、スーパーマーケットやガソリンスタンドで「モノの値段が上がっている」と感じることが増えていませんか? 実際、米国では10月の消費者物価が6%も上昇し、31年ぶりの水準となりました。原油高・物価高が米家計を直撃し、バイデン米大統領への不満もくすぶり始めています。日本でも多くの企業が、食パンやポテトチップス、コーヒーなどの商品を2022年1月出荷分から値上げすると相次いで発表しています。

番組ではこの世界的インフレ傾向の背景にある3つの要因について、日経ヴェリタス編集長の塚本奈津美が解説しました。それは①世界経済の再起動による需要の急増や、エネルギー構造の変化で原油をはじめとした国際商品相場が高騰したこと、②主要国が新型コロナ対策としてマーケットに過剰に資金を供給していること、③半導体などモノや部品が足りず物流の遅延も起こっていること――の3つです。実際にはこれらが複雑に絡み合っていて、身近なところでは米国のクリスマス商戦への影響も懸念されています。まだプレゼントを買っていないというREINAさんは「最大イベントのクリスマスにプレゼントが届かなかったら、米国人としてはもうがっかりですよ!」と心配していました。

世界と貿易している日本も、欧米で広がるインフレの波と無縁ではいられません。ただ日本企業は、原料高・コスト高の分をまだ消費者向けの最終価格には転嫁できていないようです。その結果、10月の企業物価指数が8%上昇したのに対し、同月の消費者物価は0.1%の上昇にとどまっています。日本企業がこの状況下でも以前からの「値上げできない病」を治せないままだと利益が減り、最終的には働く人の給料が十分に上がらないリスクが高まります。消費者としては値上げは困るが、経済全体で見ると企業が我慢すればいいというものでもない、というジレンマについても話し合いました。

後半の人気コーナー「American Money Life」では、日米の「被服費」の違いについてREINAさんに聞きました。古着が好きで、ビンテージのTシャツなどをよく買うというREINAさんは、カジュアルな身なりを好む米国人と「スーツで飲み会に行く」日本人のきっちりしたスタイルは「かなり違いますね」と話していました。一方、米国では要らなくなった服をSalvation Army(救世軍)やGOODWILLなどの団体に寄付(リサイクル)する習慣が浸透していたり、親しい友人同士で服を交換しあう「クロージング・スワップ」といった催しがあるそうです。大量消費社会という米国のイメージとは裏腹に、服を大切に扱うカルチャーが根付いている状況を解説してくれました。

「REINAのマネーのとびら」は毎週木曜日(祝日の場合は水曜日)、日経電子版やAppleのPodcast、Spotify、Amazon Musicなどのプラットフォームで公開します。

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マネーのとびら

「マネーのまなび」のポッドキャスト番組。米国出身のタレントのREINAさんが日経電子版の記事から気になった身近なお金まわりのニュースを選び、日経の「マネーの達人」がわかりやすく解説します。続けて聞けば、いつの間にかマネーの知識が身に付きます。

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