1分で読める海外市場(23日)円は上昇、日米金利差の縮小を意識

株式
ダウ工業株30種平均は反発し、前日比75ドル14セント(0.2%)高の3万2105ドル25セントで取引を終えた。ネットフリックス株が9%高になるなど、一部のハイテク銘柄に買いが集中。金融不安や景気悪化懸念から銀行株やエネルギー株は下落した。
債券
米10年国債利回りは低下(価格は上昇)し、3.4%台前半をつけた。米連邦準備理事会(FRB)が22日の会合で政策金利の到達点を変更しなかったことで、利上げの打ち止めは近いとみた投資家の買いが先行した。
為替
円相場は上昇し、1ドル=130円台後半をつけた。米利上げの打ち止め観測を背景に、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが進んだ。
商品
米原油先物相場は反落し、1バレル69ドル前半で取引を終えた。米政府による石油戦略備蓄の補充は時間がかかるとの見方が広がり、米国の需要が伸び悩むとみた売りが優勢になった。安全資産とされる金は引き続き買われ、1トロイオンス1990ドル台まで上昇した。
ワンポイント
空売りで知られる米投資会社のヒンデンブルグ・リサーチが23日、米決済大手ブロック(旧スクエア)が決済アプリの利用者数を水増ししていると発表しました。発表後、ブロックの株価は一時、前日比で22%安と急落。ブロック側はヒンデンブルグの指摘は不正確だとして、法的対応の検討を表明しました。
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「Market Morning Briefing」は海外の株式、債券、為替、商品市場の動きを素早く、コンパクトに伝えます。原則、火〜金曜の朝に配信します。

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