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三井住友・SBI、デジタル金融で接近 提携まとめ読み

個人顧客の預金を大量に抱えるメガバンクと、個人投資家を中心とするネット証券最大手が組む。三井住友フィナンシャルグループ(FG)とSBIホールディングス(HD)は23日、資本提携すると発表した。第三者割当増資で三井住友が796億円を出資し、約10%の株式を持つ大株主となる。異色の連合は金融のデジタル化をどう進めていくのか。提携に至る経緯や両社の思惑をまとめた。

アプリ開発で連携

資本提携で銀行と証券の連携を加速する。三井住友FGのネット顧客に証券サービスを提供することが柱だ。第1弾としてSBI証券と三井住友銀行、三井住友カードの3社でスマートフォン向けのアプリを開発する。サービスの開始は22年度中を予定する。

きっかけは2年前

三井住友とSBIの関係が深まったのは2020年だ。ブロックチェーン(分散型台帳)を使い、法人・個人の金融分野での協業を始めた。さらにスマホ向け金融サービスなどデジタル分野を軸に包括提携すると発表した。この時の提携は三井住友がSBI傘下のスマホ専業証券に出資することにとどまっていた。

三井住友、悲願だった証券強化

預金を融資に回す従来の銀行のビジネスモデルだけでは成長を見込めない。これから資産を形成する若い顧客も取り込まないとじり貧になるとの危機感が三井住友にはあった。SMBC日興証券の主要顧客が50代以上とみられるのに対し、SBI証券は20~30代が4割だ。三井住友はネット証券を本格展開できるチャンスをうかがってきた。

ライバルに波紋

三井住友とSBIの両トップが蜜月関係を深め、今回の資本提携に至った。SBIのメインバンクであるみずほ銀行には衝撃が走っている。

▼三井住友フィナンシャルグループ 
旧住友銀行と旧さくら銀行が2001年に合併して誕生したメガバンクグループ。銀行・証券・クレジットカード・リースなどの傘下企業がある。総資産は257兆円で、22年3月期の純利益は7066億円。足元の時価総額は5兆円超。
▼SBIホールディングス 
1999年ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)の金融子会社として設立。2006年に資本関係を解消。22年3月期の純利益は3668億円(国際会計基準)。時価総額はおよそ6000億円。主なグループ会社はSBI証券や新生銀行

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