国債に日銀「影の目標」 本格利上げけん制、市場抑圧も
金融政策・市場エディター 大塚節雄
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日銀が期間10年の長期金利目標の上限を引き上げ、債券市場は「ポスト異次元緩和」へ動き始めた。日銀は「期間5年は0.17%」など幅広い年限で「影の目標」ともいえるような目安を打ち出し、金利の急上昇を防ぐ姿勢を強める。本格的な利上げを織り込むマネーの奔流を遮断する狙いだ。金利安定の名のもとに債券市場の公的管理が強まるリスクも残る。
「来年1月に日銀がマイナス金利やイールドカーブ・コントロール(YCC...
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