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独ボノビア、買収発表後の高値 不動産需要取り込み

Investment Radar

ドイツの不動産大手ボノビアの株価が回復している。5月下旬に年初来安値を付けた後に切り返し、6月22日には安値から12%高となった。注目を集める理由は、同業ドイチェ・ボーネンに対する180億ユーロ(約2兆3000億円)規模の大型買収だ。ドイツ国内の不動産価格は高騰しており、買収が需要の取り込みにつながるとの評価がある。

5月24日、ドイチェ・ボーネンの株式を公開買い付けすると発表した。欧州の不動産業界で過去最大規模の買収とみられている。

ドイツでは金融緩和を背景にした不動産価格の高騰が社会問題だ。住宅価格指数は過去10年間で7割近く上昇した。ベルリンでは家賃引き上げを独自に禁止してきたが、4月に連邦憲法裁判所が無効判断を出し家賃相場が一段と上昇する可能性が高まっている。

買収の狙いは社会環境に対応するための企業体力強化との見方がある。両社は2026年まで家賃の値上げを制限する方針だ。今後3年間は最大で年1%にとどめ、ベルリンで新規の住宅建設も計画する。ドイツでは9月に総選挙を控え、批判が不動産業界に向かいかねない。値上げ抑制などは「政治家を安心させた」(BMOグローバル・アセット・マネジメント)と評価する声も出ている。

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