米株優位、金利上昇で終焉か 社債の妙味も低下
米モルガン・スタンレー アンドリュー・シーツ氏
[有料会員限定]
世界の投資環境に変調の兆しが増えてきた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は11月にも量的緩和縮小を決めると表明し、中国の不動産市場の先行きにも不安が広がる。一方で企業業績の回復が続くとの期待も根強い。視界不良の市場における投資戦略を米モルガン・スタンレーのチーフ・クロスアセット・ストラテジストのアンドリュー・シーツ氏に聞いた。
――9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は、資産価格...