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1分で読める海外市場(22日)米ダウ反落、長期金利低下も金融システムリスクを警戒

株式

ダウ工業株30種平均は反落し、前日比530ドル安の3万2030ドルで引けた。米連邦準備理事会(FRB)は22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決定。金融システム動揺に配慮して利上げ中断を予想する向きも事前にあったため、株式の持ち高を減らす動きが優勢となった。イエレン米財務長官が上院公聴会で「銀行預金の全面的な保険や保証に関することは検討も議論もしていない」と述べたことも重荷となった。

債券

10年物国債利回りは下落し(価格は上昇)3.45%で終えた。22日のFOMCの声明文ではこれまでの「継続的な利上げ」という文言が削除され、先行きの利上げへの慎重さが意識されたことで債券買いが入った。

為替

米ニューヨーク外国為替市場では円相場が前日に比べて円高・ドル安の1ドル=131円台半ばで取引を終えた。米長期金利が低下し、円買いが優勢だった。

商品

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は続伸。米欧の金融システム不安が景気を冷やすとの見方が後退し、原油需要が伸び悩むとの懸念が薄れ、買いが優勢になった。米長期金利が低下し、金利の付かない資産である金の投資妙味が増したとみた買いが優勢だった。

ワンポイント

米株は3指数ともに下落しました。欧米に広がった金融システムに対する警戒感の高まりが、スイスの金融大手UBSによるクレディ・スイス・グループの買収が決まったことで一段落するのかどうか。商業用不動産などの動向を懸念する声も聞かれます。今後の動向に注視する必要がありそうです。

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