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新タイプの分配型ファンド「予想分配金提示型」

気になる投信用語

投資信託に興味はあっても、専門用語が多くてとっつきにくい――。そんな投資初心者に参考になりそうな言葉の意味やデータの使い方などをわかりやすく解説する。今回は、このところ人気を集めている「予想分配金提示型」についてまとめた。

新タイプの分配型ファンドが登場

投資信託の分配金とは、運用する資産の中から決算時に投資家(投資信託の購入者)に支払われるお金のこと。かつて人気を集めた毎月分配型ファンドは、金融庁が長期の資産形成に不向きだと問題視したことや、相次ぐ大型ファンドの分配金減額をきっかけに投資家離れが進んだ。一方で、年金代わりに分配金を受け取りたいシニア層などからのニーズは依然として高い。そこで新たに登場したのが新しいタイプの「予想分配金提示型」ファンドだ。

分配金額が事前にわかる

「予想分配金提示型」とは「分配条件提示型」とも呼ばれ、決算日の前営業日の基準価格に応じて、決算時に出す分配金額があらかじめ決められているファンドのこと。分配ルールが明確でわかりやすいのが特徴だ。

国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)で最大の純資産総額(残高)を誇る「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」を例に説明する。同ファンドでは毎月15日の決算日(休業日の場合は翌営業日)の前営業日における基準価格が1万1000円以上、1万2000円未満の場合、支払われる分配金は200円(1万口あたり、税引き前)、1万2000円以上、1万3000円未満だと300円(同)、というふうに価格帯ごとに分配金額が決まっている。

2021年11月の決算で確認してみると、11月12日の基準価格は1万2795円。したがって支払われる分配金は300円だ。

分配金健全度で確認を

ファンドは運用益が発生しなくても分配金を支払うことが可能なため、分配金の高さだけでなく、決算頻度や基準価格の値動きにも注意が必要だ。予想分配金提示型でも、運用益に限らず、元本を取り崩して分配する可能性はある。ファンド選びには、分配金のうち運用益から支払われる普通分配金の比率を示す「分配金健全度」もあわせて確認したい。

日経電子版では個別投信ページの「トップ」タブに過去1年間の分配金健全度を掲載している。「分配金」タブでは過去3年、5年、10年も確認できる。また、投資信託ページの「分配金利回りランキング」では、過去1年間に元本を取り崩していない投信(分配金健全度が100%)を一覧にしている。

(QUICK資産運用研究所 竹川睦)

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