/

円安一時136円台後半、24年ぶり安値 日米金利差拡大で

think!多様な観点からニュースを考える

22日の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=136円台後半を付けた。1998年10月以来、約24年ぶりの円安・ドル高水準。米連邦準備理事会(FRB)がインフレを抑え込むために金融引き締めを急ぎ、米金利が高止まりしている。一方で日銀は金利を抑え込む姿勢を鮮明にしており、日米金利差の拡大を材料にした円売りが続いている。

祝日明けにあたる21日の米国市場で投機筋を中心に新たに円売り・ドル買いの持ち高を構築する動きが円安を促した。米株式相場が大幅に上昇し、金融引き締めによる過度な景気後退不安が一服したことも米国への資金流入に伴うドル高につながった。原油価格が1バレル110ドル前後で高止まりしており、日本の貿易赤字が拡大するとの観測も円売り圧力として意識されている。

米財務省が10日に公表した外国為替政策報告書で日本政府による為替介入は「事前に適切な協議をしたうえで、極めて例外的な状況のみ」で認められるとした。日銀が大規模な金融緩和を続ける現状では政府の円買い・ドル売り介入は難しいとの見方が強まり、円売り安心感につながっている面もある。

もっとも6月の円の下落幅は既に8円近くと、急激な円安・ドル高が進んでいる。22日公示の参院選でも円安に伴う物価高が争点の一つになるとみられ、政治的な発言に相場が振らされる可能性もある。FRBの利上げが米景気を冷やすとの警戒感も強まっており、膨らんだ円売り持ち高を解消する動きが円安進行を抑えるとの声も出ている。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

  • この投稿は現在非表示に設定されています

    (更新)
    (0/300)
(0/300)
投稿内容をご確認ください
投稿チェック項目誤字脱字がないかご確認ください
投稿チェック項目トラブル防止のため、記事で紹介している企業や人物と個人的つながりや利害関係がある場合はその旨をお書き添えください
投稿チェック項目URLを投稿文中に入力する場合は、URLの末尾にスペースか改行を入れてください
詳細は日経のコメントガイドラインをご参照ください

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

企業:

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン