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国内REIT型ファンド、資金流出に転じる

投信観測所

国内の不動産投資信託(REIT)で運用するファンドから資金が流出している。QUICK資産運用研究所調べによると、2021年5月の設定額から解約額を差し引いた資金流出入額(ETFを除く)はマイナス126億円と、2カ月連続で流出超過となった(図表1)。国内REIT型ファンドには月次ベースで1年以上資金流入が続いていたが、4月から資金流出に転じた。新型コロナウイルスのワクチン普及に伴う経済活動への再開期待を背景にREITの価格がコロナ禍前の水準を上回ったことで、いったん利益を確定する動きが広がったようだ。

国内REIT型ファンドの純資産総額上位10本について、5月末の運用成績を調べたところ、1年リターン(分配金再投資ベース)はすべて20%を超えて好調だった(図表2)。なかでも、残高7位でアセットマネジメントOneが運用する「りそなJリート・アクティブ・オープン<愛称:日本のツボ>」は28.8%上昇した。

国内REITの総合的な値動きを示す東証REIT指数(配当込み)は昨年末から上昇基調を強め、今年6月には過去最高値を更新した。日米長期金利の上昇一服でREITの相対的な分配金利回りの高さが改めて評価されてREITの価格が値上がりし、国内REIT型ファンドの好成績につながった。

ただ、本格的な国内経済活動の再開による商業施設やホテルなどの需要回復が期待される一方、東京都心のオフィス空室率の上昇が続くなど長期的な不動産市況には懸念も残る。

(QUICK資産運用研究所 戸崎志賀)

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