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大手損保は純利益2倍 金融決算まとめ読み

銀行、証券、損害保険の決算が出そろった。損害保険大手3グループが20日発表した2022年3月期決算は、3社とも純利益で過去最高を更新した。地政学的リスクの高まりなど不透明感が漂うなかでも、大手銀行や地方銀行の決算は堅調だ。金融市場の変調を受けて、証券会社や米大手金融機関は22年1~3月期で減益になる会社が多かった。決算まとめ読みで振り返る。

損保

損保各社は好決算を記録した。21年3月期は新型コロナウイルスの流行で海外のイベントが相次いで中止となり、保険金支払いが膨らんだ。22年3月期は保険金の支払いが減った。今期は米国などのインフレで、企業向け賠償責任保険の保険金支払いが増える懸念がある。

5大銀行グループ

5大銀行グループの22年3月期の連結純利益の合計は前の期と比べ3割増えた。堅調な結果となったが、3月末時点の外債含み損は1兆7500億円以上に膨らんだ。金利の先高観は強く、外債含み損が業績を下押しするリスクもある。

上場地銀

上場地銀の決算も好調だった。新型コロナウイルス対応で前の期に急増した政府保証付き融資が一時的に収益をかさ上げした。融資先の倒産に備える費用も大幅に減った。有価証券運用で含み損を抱える地銀が急増している。

証券会社

ウクライナ情勢の緊迫化による金融市場の変調が証券会社の業績を揺さぶっている。大手証券の22年1~3月期決算は5社中4社が最終減益だった。投資心理の悪化で個人投資家が株式の売買を手控え、仲介手数料が減った。

米大手金融機関

米大手金融機関の22年1~3月期決算は、いずれも純利益が前年同期比で2桁減になった。急ピッチの米利上げ観測やロシアのウクライナ侵攻で市場が動揺し、企業の資金調達を支援する業務の収益力が落ちた。米銀の好業績を支えてきた追い風は弱まっている。

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