金融安全網にきしみ クレディ・スイスのAT1債、全損に
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UBSによるクレディ・スイスの救済は、2008年のリーマン・ショック後の規制強化で安全とみられてきた大手金融機関の経営にさえも、リスクが潜んでいることを浮き彫りにした。自己資本を押し上げてきたAT1債と呼ばれる特別な債券には厳しい目が注がれ、世界に広がる流動性への不安が金融規制の盲点をあぶり出しつつある。
「値段の確認だけでなく実際に売る動きがある」――。20日の東京市場では社債トレーダーに緊張...
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スイスの金融最大手UBSが同2位のクレディ・スイス・グループを買収すると、スイス政府などが3月19日に発表しました。買収額が30億スイスフラン(約4260億円)相当となる株式交換で実施します。米シリコンバレー銀行破綻から始まった市場の動揺は、2000年代後半の金融危機以来となる世界的な金融機関再編に発展しました。関連する記事をお読みいただけます。
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