三井住友FGと電通、新会社設立へ 銀行アプリに広告掲載

三井住友フィナンシャルグループ(FG)と電通グループは、広告事業を手掛ける新会社を共同で設立する方針だ。三井住友銀行のスマートフォンアプリに、電通や銀行の取引先企業の広告を表示する。低金利下で銀行の経営環境が厳しくなるなか、非金融分野の収益力強化につなげる。
2017年の改正銀行法で認められた「銀行業高度化等子会社」として、三井住友FGが過半出資して立ち上げる。金融庁の認可を得られれば、2021年度中にも業務を始める。
三井住友銀行のスマホアプリに広告を掲載する。年齢や性別などの顧客属性に基づいた広告が配信できるため、高い閲覧水準が期待できる。将来は三井住友カードなど他のグループ企業のアプリへの広告出稿も検討する。