/

ビットコイン、最高値更新 ETF上場きっかけに資金流入

(更新)
think!多様な観点からニュースを考える

暗号資産(仮想通貨)のビットコインの価格が20日、4月につけた6万4889ドルの最高値を半年ぶりに更新した。米国で初めてのビットコイン先物に連動する上場投資信託(ETF)が19日に上場。投資が増えるとの思惑から価格が上昇している。特に年金基金などの投資対象に入る可能性が出てくることに期待が高まっている。

日本時間の午後11時ごろに一時、約6万6000ドルを超えた。中国や米国で相次いだ規制強化策に対する懸念で7月には最高値からの半値を下回る3万ドル弱の水準まで下落していた。相場反転のきっかけになったのは、8月に米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー委員長が先物に限ってETFの上場を認める姿勢を示したことだ。非代替性トークン(NFT)やDeFi(分散型金融)など、ビットコイン以外の仮想通貨への資金流入も相場を下支えした。

さらに9月末になると米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が「仮想通貨を禁止するつもりはない」と発言。仮想通貨に対する懸念が薄れ、ビットコインの価格は9月末比で約6割上昇した。

ビットコイン先物のETFが承認されれば、投資家は現物投資の際に必要だった仮想通貨用のウォレット(電子財布)を持たなくてもビットコインの価格に連動した運用ができる。個人だけでなく機関投資家の拡大につながるとの見方もある。ビットフライヤー(東京・港)の金光碧マーケットアナリストは「足元では国内外の大口投資家からの買い注文が増えている」と話す。

一部の投資家の間ではインフレリスクのヘッジ目的や債券の下落に備えて資産の一部をビットコインに移す動きがあるという。ただ、現物と比べて利用者が限られる先物への投資がどこまでビットコインの需要を広げるかは不透明だ。金光氏は「ETFの上場後の出来高は良かった。これが続くかを見ていく必要がある」としていた。

(金融工学エディター 小河愛実)

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

  • この投稿は現在非表示に設定されています

    (更新)
    (0/300)
(0/300)
投稿内容をご確認ください
投稿チェック項目誤字脱字がないかご確認ください
投稿チェック項目トラブル防止のため、記事で紹介している企業や人物と個人的つながりや利害関係がある場合はその旨をお書き添えください
詳細は日経のコメントガイドラインをご参照ください

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン