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円の実力、70年代に逆戻り その理由と影響を探る

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世界で日本円の実力が下がり続けていることをご存じでしょうか。実力とは円と主要通貨を比較し、貿易量や物価状況を考慮して円の総合的な価値を計る「実質実効為替レート」で、この数字が50年前の水準に落ち込んでいます。日常ではあまり意識しませんが、実は我々の生活にも影響しています。円の実力が下がる理由と影響を分析した記事をまとめました。

1972年以来の低水準

国際決済銀行(BIS)が17日に発表した円の実質実効レートは50年ぶりの低さに落ち込みました。為替が固定相場で1ドル=300円台だった当時と同じ水準ということです。

目立つ円安のデメリット

自動車や電気機器など製造業の輸出を後押しするため、日本は円安を推し進めてきました。ただ、企業の海外進出が増えるなど経済構造は変わり、輸入物価高など円安のデメリットが拡大。円の実力低下につながっています。

日本への投資減も一因

日本への投資が減っていることも、円の実力が下がっている要因の一つです。国のモノやサービス、配当、利子など海外との取引を総合的にまとめた指標「経常収支」からその傾向を読み解きます。

安い日本のビッグマック

身の回りでも円の実力低下を感じられます。たとえばマクドナルドのビッグマック。米国の価格は日本より7割高です。同じ商品(大きさの違いなどは考慮せず)を買うのに海外は日本以上のお金がかかる、つまり円の購買力が低いことを示します。

専門家の見方

専門家は円安の功罪をどう分析しているのでしょうか。円安には依然メリットが大きいと指摘する第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストと、消費低迷の一因とみるBNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストに話を聞きました。

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