ビットコイン、高値から7割安 一時2万ドル割れ
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代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコインの価格が18日、一時2万ドルの節目を割った。2万ドルを下回るのは2020年12月以来。情報サイトの米コインデスクによると、18日の日本時間午後に一時、前日高値比約1割安い1万8739ドル(約250万円)を付けた。21年11月の最高値から7割超下落した。
18日には時価総額2位の仮想通貨、イーサリアムも一時、節目の1000ドルを下回り、21年1月以来の安値を付けた。新型コロナウイルスショック以降、世界的な金融緩和によって仮想通貨にも資金が流入していた。各国中銀が引き締めに向かうなかでリスクの高い資産から急速に流出している。
仮想通貨業界には逆風が吹いている。米交換業大手コインベース・グローバルは全従業員の18%に当たる1100人の削減を決めた。貸し付けを手がける米ブロックファイも従業員の20%削減を表明。関連サービスのクリプト・ドットコムは従業員の5%の約260人を削減する方針だ。
(五味梨緒奈)
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