それでも金利は上がらない FRBがはまった債務のワナ
金融PLUS 金融部長 河浪武史
[有料会 員限定]
米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の縮小(テーパリング)を開始し、早期のゼロ金利解除が視野に入ってきた。米国はインフレ率が6%台に達し、FRBがどこまで政策金利を引き上げるかが大きな焦点となる。ただ、歴史的な巨額債務を抱えた世界経済は、金利上昇に極めて脆弱だ。わずかな利上げで景気は冷え込みかねず、金融政策には「債務のワナ」が立ちはだかる。
市場は22年前半にゼロ金利解除と予測
「債務水準を考...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。

日本・海外の金融政策の「先読み」や金融ビジネスの裏話を、経験豊富なエディター陣が解説します。普段の金融報道に「プラス」を与えるコラムです。