税金・公共料金のクレカ払い 還元率を確認
ポイント賢者への道(303)

今年1月5日からマスターカードブランドの楽天カードをアマゾンで利用する際のポイント還元率が大幅にダウンしました。
以前は100円の利用につき1ポイントの楽天ポイントが獲得できましたが、変更後は500円につき1ポイントと5分の1に低下しました。Visa、JCB、アメリカン・エキスプレスの楽天カードについては引き続き、100円につき1ポイントのままです。
また1月から「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード」は国税をクレジットカードで支払った場合のポイント還元に上限を設け、500万円を超える国税の支払いはポイント加算の対象外となりました。
クレカで決済した場合に発生する手数料の流れを、楽天カードをアマゾンで使う場合でみてみましょう。
通常、消費者がアマゾンで買い物をするとアマゾンは加盟店管理会社に、管理会社は楽天カードに代金を請求します。管理会社は楽天カードに対してインターチェンジフィーという手数料を払い、これが楽天カードの収益の一部になります。手数料率はマスターカードなどの国際ブランドが決めており、低ければ楽天カードはポイント還元を縮小せざるを得ません。
特に税金や公共料金などの支払いはインターチェンジフィーが1%未満などと低く設定されているため、通常のポイント還元率を適用すると赤字になってしまう可能性があります。
ダイナースクラブカードやアメリカン・エキスプレス・カード、楽天カードなどは税金や公共料金の支払いについては通常よりも還元率が下がります。
固定費や税金などをクレカで支払う場合、ポイント還元率が通常通りか、またボーナスポイントの獲得に影響するのかなどを一度調べてみましょう。
