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日本製鉄、一時9%安、CB発行で希薄化に懸念

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日本製鉄の株価が17日、一時前日比202円(9%)安の2087円50銭まで下げ、約3週間ぶりの安値を付けた。16日に計3000億円のユーロ円建て新株予約権付社債(転換社債=CB)の発行を発表した。旧新日本製鉄時代以来15年ぶりのCB発行で、将来の1株利益の希薄化などを懸念する売りが出た。

終値は6%安の2153円。売買代金は前日の4倍超に膨らんだ。

CBは2本建てで、転換価格は2024年満期で2884円、2026年満期で3022円と、16日の終値を大きく上回る。ただちに株式への転換が起こるわけではないが、すべてのCBが転換されれば、発行済み株式数は11%増え、1株利益の希薄化や株式需給の悪化につながる。

日本製鉄では調達した資金を成長に向けた投資に充てる計画。同社は脱炭素関連技術の開発や電気自動車(EV)のモーターなどに使う高機能鋼材への投資を進めている。これまで鉄鋼各社は供給能力の整理に力を注いできただけに、投資家からは「このタイミングで大規模な資金調達をしてまでの設備投資には意外感があった」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹氏)といった声も聞かれた。

PBR(株価純資産倍率)は0.6倍台、予想PER(株価収益率)は5倍台と、市場全体の平均に比べて割安な水準にとどまる。市場では「調達資金の詳細な使い道と将来の収益性の見通しを明確に示せば、見直し買いが入りそうだ」との見方もあった。

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