きらぼしFG、ネット専業の新銀行が免許取得

東京きらぼしフィナンシャルグループ(FG)は17日、傘下のインターネット専業銀行のUI(ユーアイ)銀行が金融庁から銀行免許の交付を受けたと発表した。クラウドで動く軽量な基幹システムをつくり、個人からの預金調達の機能をきらぼし銀行から移行する。地方銀行発のネット銀行はふくおかFGのみんなの銀行に続き2例目となる。
UI銀行は2022年1月にサービスを始める。韓国の新韓銀行の日本法人、SBJ 銀行が開発した軽量な勘定系システムを採用した。クラウドを活用するため、自行でサーバーを保有してシステムを動かすより運用にかかる費用が軽く済む。
きらぼし銀行の個人顧客に対してUI銀行の利用を促し、預金も移してもらう戦略だ。従来より低い手数料や高い預金金利を打ち出し、スマートフォンで取引がしやすい利便性も訴える。低コストで運営できるUI銀行に個人預金の管理を任せ、きらぼし銀行が調達した資金を運用する仕組みにする。
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