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長期金利、2カ月半ぶり高水準 米金利上昇が波及

17日の国内債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは0.045%と、7月上旬以来、約2カ月半ぶりの高水準(債券価格は低水準)となった。米国の経済指標が好調だったことで米長期金利が上昇し、国内の長期金利にも上昇圧力がかかった。9月上旬以降、国内株式相場の上昇で安全資産とされる日本国債を売る動きも続いている。

16日に発表された8月の米小売売上高は市場予想に反して増加し、米経済の減速懸念が後退した。米フィラデルフィア連銀が同日に発表した9月の製造業景況指数も8月から大幅に上昇し、米長期金利は一時1.3%台半ばまで上昇。国内の長期金利にも波及した。

新発20年物国債の利回りは17日、一時0.430%をつけた。財務省が16日に実施した20年債の入札結果については「9月末に公表される日銀の国債買い入れ額が減少するとの懸念もある中、期待より弱い結果になった」(東海東京証券の佐野一彦氏)との見方がある。

日本株の上昇を背景に海外投資家からの需要も弱まっており、海外勢が長期国債の先物を売る動きが強まっている。大阪取引所の投資部門別売買動向によると、海外勢の売り越し規模は6日~10日の週で4237枚(枚は取引単位)だった。前週の469枚の買い越しから売り越しに転じた。

今後の長期金利の動きについて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊氏は「押し目買いが入りやすく、上昇余地は限られるだろう」と指摘しており、引き続き狭い範囲で推移しそうだ。

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