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不二越、一時8.5%高 軸受けなど好調 配当予想引き上げ

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15日の東京株式市場で不二越株が一時前日比375円(8.5%)高い4785円まで上昇し、約3カ月半ぶりの高値をつけた。主力の軸受け(ベアリング)や油圧機器が伸び2021年11月期の連結業績予想を上方修正、配当見通しも引き上げた。半導体不足で足元で自動車生産が減速する中でも好調を維持し、投資家の買いが集まった。

今期の連結純利益は前期比3.7倍の90億円になる見通しだ。従来の予想から50億円引き上げた。通期の配当は従来の予想を20円引き上げ100円(前期実績は50円)とした。

あわせて公表した20年12月~21年5月期の純利益は前年同期に比べて約10倍の44億円で、従来予想を約27億円上回った。

半導体不足の影響を受けて5月の自動車工業の鉱工業生産指数(速報)は大幅に下がっていた。需要に暗雲が漂う中でも利益を確保し、市場で安心感が広がった。コスト削減などによる収益性の改善も好調な業績を支えている。

ただ市場では「受注の勢いはピークに近い」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の石塚大氏)との声も出ており、先行きは不透明だ。懸念されるのは不二越の今期売上高見通しの2割を占める中国の景気減速だ。15日に発表した4~6月期の国内総生産(GDP)の伸び率は1~3月期に比べて鈍化した。

15日の株式市場でも不二越の株価は午前に高値をつけた後、午後は売りも相次ぎ、終値は前日比5%高の4630円だった。市場では需要の先食いも指摘されており、今後、自動車生産が回復しても業績が伸び悩む可能性がある。

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