「割安株相場」息切れ懸念 海外勢変心、日本買い逆回転
小池颯
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年初から日本株を押し上げてきたバリュー(割安)株買いに早くも息切れ感が強まっている。米銀シリコンバレーバンク(SVB)の破綻を機に日米の金利が急低下し、相場を主導する海外投資家が割安株の持ち高を減らす「低金利トレード」に傾いている。円安と配当取りという支援材料もはげ落ちつつあり、国内投資家の心理に影を落とす。
「年初から3月初旬にかけて日本株を買い持ちしていたヘッジファンドなどが、一気に売りに転...

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