迫る「債権取り崩し国」 経済「若返り」へ覚悟問う
円安再考(下)
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20年ぶりの円安が進むなかで、日本経済が急速に老け込んでいる。
国家の盛衰を表すとされる国際収支発展段階説。資源高で貿易赤字が続く現在の日本は、海外からの利子や配当で貿易赤字を賄って経常黒字を保つ「成熟した債権国」に変貌した。貿易赤字が膨らみ経常赤字となれば最終段階の「債権取り崩し国」にいたる。産業構造の転換が進まず、老化が加速している。
老化は、さらなる円安圧力を招くリスクもはらむ。リーマン・...
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