バフェット氏にならえ 「質が高く割安な」日本株発掘へ
松本裕子
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株式市場で安定して収益を出せる質の高さと割安さの両方を満たす銘柄探しが始まった。きっかけは米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本株を買い増す可能性に言及したこと。東京証券取引所による低PBR(株価純資産倍率)改善への要請もあり、日本株への注目度は高まる。自己資本利益率(ROE)や配当増加率で銘柄探しをする証券会社も出始め、割安株物色は一段と熱を帯びそうだ。
「鉄鋼はもはや単なる割安株ではなく...

著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイの投資動向や解説、同氏に学ぶ投資術に関する記事をまとめました。
ウォーレン・バフェット氏(Warren Buffett) 1930年、米中西部ネブラスカ州のオマハに生まれる。6歳からガムを売り歩き、11歳で株式投資を始めた。「割安株投資の父」ベンジャミン・グレアム氏に感化されて投資家の道を志す。1965年に繊維会社だったバークシャー・ハザウェイの経営権を握り、同社を母体に投資や事業投資を展開して財を築いた。優良銘柄を本質的価値より低い価格で買う投資スタイルで知られ、「オマハの賢人」との異名を持つ。大富豪ながら質素な生活で知られ、コーラとハンバーガーを好む。
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