「金利のある世界」を喜べぬウォール街
金融PLUS 金融グループ次長 川上穣
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米金融大手ゴールドマン・サックスが大規模な人員削減に着手している。グローバル全体で約4万9000人の社員のうち、6.5%にあたる約3200人がリストラの対象になる。新型コロナウイルス感染拡大後の金融緩和と株高でいっとき活況を謳歌したが、株式相場の反落などで状況が暗転した。
「金利のある世界」への回帰は金融機関の業績に追い風になるはずだが、2023年後半の景気後退を警戒し、顧客企業の慎重姿勢が強ま...

日本・海外の金融政策の「先読み」や金融ビジネスの裏話を、経験豊富なエディター陣が解説します。普段の金融報道に「プラス」を与えるコラムです。
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