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吉野家HD、一時6%高 コロナ禍のコスト削減が奏功

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12日の東京株式市場で吉野家ホールディングス株が反発した。一時、前週末比129円(6%)高の2206円を付けた。先週末に発表した2021年3~5月期決算で、経常損益、最終損益が黒字転換した。前期から続く一連のコスト削減策が奏功したことを好感した買いが入った。

9日の取引終了後に発表した21年3~5月期の連結最終損益は15億円の黒字(前年同期は40億円の赤字)となった。新型コロナウイルスの感染拡大にともなう営業時間短縮の影響が懸念されていたが、時短協力金などを計上したことが黒字化に大きく貢献した。

ただ、それ以上に市場が好感したのは同社のコスト削減の進展だ。売上高は時短営業が響いて前年同期比8%減の364億円となったが、残業低減や広告宣伝費支出の効率化、オンライン会議による出張費の削減などグループ全体で構造改革に取り組んだ。営業損益は2億円の赤字と、前年同期(49億円の赤字)から赤字幅が大幅に縮小した。SBI証券の鈴木英之氏は「経常黒字額が市場予想を上回ったことはポジティブサプライズ」とみる。

厳しい状況が続く外食産業では、持ち帰りに重点を置く企業に対する市場の評価が高まっている。テークアウトに強みを持つ米メキシコ料理チェーン大手のチポトレ・メキシカン・グリルの株価は昨年の3月から3倍近くに上昇している。東京都に再び緊急事態宣言が発令されるなどコロナ禍の収束が見えにくいなか「テークアウトに対応できる外食店と、そうでないところの差はより大きくなるだろう」(国内証券アナリスト)との声があった。

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