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積ハウス、好決算でも売り 原材料高で業績拡大に懸念

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11日の東京株式市場で、住宅大手の積水ハウスが続落した。一時、前日比26円50銭(1.2%)安い2186円50銭と、約3カ月ぶりの安値をつけた。前日の10日に発表した2021年2~4月期の連結営業利益は第1四半期としては過去最高となったが、通期予想は据え置いたため、いったん材料出尽くしとの見方が浮上して売りが出た。原材料の高騰懸念も、買いを手控えさせる要因となったもようだ。

終値は同7円50銭(0.3%)安い2205円50銭で、午後に安値をつけた後は見直し買いも入った。

2~4月期の純利益は前年同期比18%増の361億円と市場予想を上回った。新型コロナウイルス禍によるテレワークの浸透で、より在宅勤務がしやすい住宅への関心が高まった。戸建て住宅や賃貸住宅では高価格帯の販売が好調で、1棟当たり単価の上昇が継続した。コロナ禍での給付金や補助金による貯蓄の増加、低金利環境も住宅販売の拡大に貢献した。

それでも市場の反応が鈍かったのは「好業績の持続が難しいとの警戒感が出たのではないか」(岩井コスモ証券の清水範一氏)との見方がある。中長期的には少子高齢化に伴う需要減少への不安が拭えない。住宅関連株はコロナ禍での住宅需要拡大で株価が上昇していたが、足元では総じてやや上値が重い。

木材や鋼材といった原材料価格の高騰も懸念要因だ。特に木材価格は世界的に大きく上昇しており、今後業績を圧迫する可能性もある。工場の生産性を向上させつつ、販売価格に転嫁して利益率の低下を抑制できるかが今後の焦点になる。

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