黒田日銀総裁、緩和の効果「副作用をはるかに上回る」
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日銀は9〜10日に開いた金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決めた。長期金利の許容上限は0.5%程度のままとし、マイナス金利政策や上場投資信託(ETF)の買い入れといった措置も維持した。黒田東彦総裁にとっては任期中最後の定例会合となった。大規模緩和を10年続けても日銀が掲げる2%の物価安定目標は達成できていない。黒田総裁は10日の記者会見で「金融緩和は成功だった」と語り、強気な姿勢を貫い...
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