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NY原油、一時2カ月半ぶり安値 中国需要懸念で急落

9日のニューヨーク市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物が急落し、期近物が前週末比3.13ドル(4.6%)安の1バレル65.15ドルと5月24日以来、約2カ月半ぶりの安値を付ける場面があった。アジアで新型コロナウイルスの感染拡大が続いているうえ、中国の7月の原油輸入量が大幅に減少したため、需要の先行き懸念が強まった。

WTIの期近物の9日終値は1.80ドル(2.6%)安の1バレル66.48ドルだった。中国では新型コロナのインド型(デルタ型)の感染が拡大。当局は省をまたぐ移動の自粛を呼びかけ、北京への移動制限も強めているため、エネルギー需要が抑制されるとの警戒感が高まっている。

7日に公表された中国の7月の原油輸入量は4124万トンと前年同月より2割減った。前年は原油価格の低迷を背景に積極的に輸入を増やした分、減少幅が大きくなった面もある。マーケットエッジの小菅努代表は「中国の経済成長の減速感が原油需要の伸びを抑制するとの見方が相場に織り込まれている」と指摘する。

WTIは安値を付けた後は下げ渋り、日本時間10日の時間外取引では68ドル台まで上昇する場面もあった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は7月中旬、協調減産の枠組みを2022年末まで継続することで合意した。中国の需要への懸念が続いた場合、OPECプラスが原油価格を維持するために協調減産の縮小ペースを緩めるとの期待が根強く、相場を支えている。

10日の東京商品取引所では前日のニューヨーク市場の流れを引き継ぎ、原油先物が売られる展開となった。取引の中心である期先物の清算値は前週末比950円(2.1%)安の1キロリットル4万5010円となった。

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