ガソリン0.2円高170.1円、6週ぶり上げ 補助金31.4円へ
資源エネルギー庁が10日発表したレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均、8日時点)は前週に比べて0.2円高い1リットル170.1円だった。6週ぶりに値上がりした。政府は石油元売りなどに補助金を支給してガソリン価格を抑えている。11日から1週間の補助額は31.4円と、約3カ月ぶりに補助上限の35円を下回る。

政府は1月に補助金を導入し、給油所への卸値を抑えて店頭価格の上昇に歯止めをかけてきた。4日~10日分の補助額は37.7円、価格の抑制効果は38.3円だった。
15日時点のガソリン価格は、補助がなければ199.4円になると見込む。抑制目標の168円との差の31.4円が11日から1週間の補助金支給額となる。
ガソリン価格は、原料である原油の相場を反映する。アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油の9日のスポット価格は一時、1バレル94.8ドル前後と前月比6%下落した。前年同期比では約4割高い。円安の進行もあり、原油の調達コストは高止まりしている。
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