需要刺激 残るは市場経済回帰
十字路
[有料会員限定]
インフレは消費者の購買力を奪い、消費主導の不況をもたらす。ウクライナ危機は、資源価格の急騰によるインフレの加速を通じて、不況入りの時期を一段と早めている。エネルギーや食料などの価格上昇は、この不況による需要の大きな落ち込みを待って、下落に転じていくことになるが、この時期もまた危機前よりも早まってくることになるだろう。
インフレの加速に加えて問題なのは、資源輸入国の貿易赤字の拡大である。通貨安から...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り545文字
関連キーワード