国内株式型投信の年初からの資金流入 アクティブ型首位
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インフレや欧米の利上げなどを背景に、先進国の株式指数は軒並み年初来マイナス圏で推移しているものの、日本株は円安による企業業績改善への期待などから比較的底堅く、買い手不在とはなっていない。

10月末時点の国内株式型への年初来の資金流入額をランキングしたところ、首位はレオス・キャピタルワークスのアクティブ型「ひふみプラス」だった。積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)の対象商品で、年間を通じて安定的に資金流入が続く。資産形成層が相場環境の悪化にもかかわらず、コツコツと積み立て投資を継続しているようだ。
2位は三井住友トラスト・アセットマネジメントの「インバウンド関連日本株ファンド」。海外からの個人旅行解禁によるインバウンド消費の本格回復に期待がかかり、ここ2カ月の間に資金流入額が急増した。
上位10本のうち、日経平均株価に連動するインデックス型ファンドは4本だった。
(QUICK資産運用研究所 平原武志)
