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JCB、ロシア事業を停止へ 米カード大手と足並み

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ジェーシービー(JCB)は8日、ロシアでのカード決済取引を停止すると発表した。14日以降の停止を予定している。米カード大手がすでに停止を表明しており、日本の国際ブランドも歩調をそろえることで、ロシアを国際金融から締め出す包囲網が狭まる。

JCBはグローバルサイトで「地域の情勢と、決済サービス会社として確実に業務ができるかどうかを考慮し、ロシアでのJCBネットワークの提供を停止する」と表明した。ロシア国内で発行されたJCBカードが国外で利用できなくなる。日本などロシア国外で発行されたカードについても、ロシア国内では利用できない。

米欧日はロシアの主要銀行や中央銀行に制裁を科すほか、国際決済網の国際銀行間通信協会(SWIFT)からも排除を決めた。制裁への警戒から通貨ルーブルは急落している。キャッシュレス比率が7割に達するロシアにとって、生活インフラとなっているカードが使えなくなる影響は大きい。

米カード最大手のビザと2位のマスターカードは5日、ロシアでの業務を停止すると相次ぎ発表した。6日には米カード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)も同様の措置を表明していた。

JCBは当初、制裁の対象となった銀行との取引は停止するとしていた。ただ、ロシア・ウクライナ情勢が深刻化するにつれて「資産凍結やSWIFTからの除外で今後は提携先との精算が難しくなる可能性がある」(関係者)と判断して全面停止に踏み込んだ。同社は「お客様やパートナーの皆様にご不便をおかけすることとなり誠に遺憾」とコメントした。

国際ブランドに依存しないロシア独自のカード「MIR(ミール)」を発行するなどの代替策でカードが使える可能性はある。ロシアの大手銀行が中国銀聯(ユニオンペイ)の決済カード発行を検討するといった動きも出ている。

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