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マルハニチロ、一時8%高 業績上方修正を好感

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8日の東京株式市場で、マルハニチロ株が一時前日比179円(8%)高い2523円まで上昇し、およそ2カ月ぶり高値を付けた。7日に2023年3月期の連結純利益が前期比12%増の190億円になる見通しと発表。従来予想は5%減の160億円だったため上方修正が好感された。

売上高は12%増の9700億円となる見通しで従来予想を700億円上回る。欧米向けのペットフードの販売がけん引する。20年以降、新型コロナウイルス感染の拡大で自宅で過ごす時間が増えたため、ペットの飼い主が増えたことが需要拡大の追い風になっている。

マグロやブリなどの養殖事業でも販売が好調だ。岡三証券の大和樹彦氏は「特に料亭など高級店向けの販売が好調に推移している」と話す。水産物全般の相場が上昇したのも業績拡大につながる。

原材料や燃料費の高騰、急速な円安の進行による仕入れコスト増で下振れする食材流通事業や加工食品事業の苦戦を補う。

終値は99円(4%)高の2443円と午後にかけて株価は伸び悩んだ。証券ジャパンの大谷正之氏は「戻り待ちの売りに押された。人件費やエネルギーなどのコスト高が続くため、先行きの業績に対して不透明感が根強い」と指摘する。

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