宇野郁夫・元日本生命社長死去

元日本生命保険社長の宇野郁夫(うの・いくお)氏が11月2日、肺炎のため死去した。86歳だった。お別れの会を開くが、日時や場所は未定。
宇野氏は大分県出身。1959年(昭34年)に東大法学部を卒業し日本生命に入社。主に人事畑を歩んだ。97年に社長に就任。2005年からの会長期間を含めて計14年間、経営トップをつとめた。1990年代後半からの金融危機では、保険を含めて再編の嵐が吹き荒れるなかで独立路線を貫いた。
生命保険協会長も2度つとめ、2012年に国際保険会議から「保険の殿堂」を受賞、13年には旭日重光章を受章した。トヨタ自動車の社外取締役なども歴任した。
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